付言とは
遺言書の最後に記載される事項のことです。
例えば、父が唯一の財産である家と土地を姉妹のうち妹だけに残す遺言内容を残した場合、姉は何故自分には何も残してもらっていないのだろうと思うはずです。
このような場合、姉には生前、婚姻費用等を負担していることや妹には今まで金銭的援助はしたことがなく父が倒れた後ずっと介護を続けていたので譲るということを付言として記載すれば姉も心情的に納得すると思います。
このように付言事項は法的な効力はありませんが、記載することにより遺族に遺言者の想いを正確に伝えるとともに遺言書の内容に添った行動をとるための決意を生じさせる助けとなりますので、相続人に対する恨みごとなどの記載はやめましよう。
付言事項の記載例
例1
例1 お母さんと子ども達へ。 今まで本当にありがとう。私はみんなと家族になれた事が人生の中で1番幸せでした。私の財産は家と土地だけしかありません。これは私が病気で寝たきりになってから、ずっと介護してくれた花子に残します。太郎には残してあげることは出来ませんがどうか理解してください。
例2
家族の皆さんへ。 私は家族のお陰で素晴らしい人生を送ることが出来ました。親戚や友人も多いですが、負担をかけたくないので私が亡くなったらお葬式は家族だけで行ってください。私が居なくなっても、いつまでも家族皆が笑顔で過ごせることを願っています。お母さん、一郎、花子今まで本当にありがとう。お父さんは家族を誇りに思っています。
付言事項のお手伝いをします
付言事項は法的効力も無いため、必ず作成しなければならないものではありません。ただ、遺言書の内容が実行されるときは、遺言者はもうこの世には存在していません。だからこそ最後のメッセージとして大切なものではないでしょうか。そんな大切な最後のメッセージを作成するお手伝いを致します。
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